2012年4月30日月曜日

クレヨンとクレパスは?写生大会ではどちらを使った方が良い?クレヨンは100色入り...

クレヨンとクレパスは?写生大会ではどちらを使った方が良い?クレヨンは100色入りを見つけましたが、クレパスはいくら探しても20色までしかありません。なぜですか?







クレパスは、㈱サクラクレパスが所有する商標です。一方、クレヨンは一般名称です。

ですからクレパスは、クレヨンの中のいち銘柄ということができます(鉄観音とウーロン茶の関係)。

しかし、サクラクレパスでは、クレヨンとパス(オイルパステル)の良い点をミックスしてクレパスを考案したと説明していますので、クレパスは、クレヨンとパスの中間に位置する独自の描画材であるということもできます。



クレヨンは、一般的にやや固めで線描に適しています。

発色としては透明感があり、軽いタ ッチの絵が描けます。

とくに低年齢の幼児向けに適しています。

クレヨンの中には硬質ろう分が入っているため、クレパスと比べて硬くなっています。



クレパスは、やわらかくて伸びが良いため面塗りに適しています。

発色としては不透明で油 絵のような重厚なタッチの絵が描けます。

混色・重色・ぼかし・盛上げ・ひっかきなど様々な技法が使え、幼稚園から専門家まで幅広く使われています。



クレヨン

[組成・製法面]

顔料に合成ワックス(多)┼流動パラフィン┼動物性油脂(少) =融解→棒状成型

[特性面]

① 硬質

② 線描に適している。

③ 水彩絵の具との併用→水をはじいた表現が得られる。

④ 混色不向き。



クレパス

[組成・製法面]

顔料に合成ワックス(少)┼流動パラフィン┼動物性油脂(多)

=融解→棒状成型

[特性面]

① 軟質

② 伸展性に優れている。

③ 水彩絵の具との併用→水をはじいた表現が得られる。

④ 混色・重色・面描・削り

⑤ 油絵感

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