パステルって どういうものなのですか?
クレヨンと同じように見えますが、使いどころや使用メリットはあるのでしょうか?
クレヨンとパステルの違いをご説明しているとキリがありませんが、簡単に言うとクレヨンよりクレパスに近いです。クレパスをもっと粉っぽくした画材です。一番解りやすい使用目的をご説明しますと、線(線画)を描くのに適しているのは、クレヨンです。描く対象を選ばないのもクレヨンです。クレヨンでしたら、金属、プラスチック・紙等素材を選ばずに描けます。パステルは、クレヨンの様にオイルやワックスを全く含みませんので、極端な言い方をすると、粉で描いている感じですから、ほとんど描く素材は、画用紙・ボードに限られます。描き方自体も大部分を線ではなく、面で描きます。次に特徴的なのが、重ね塗りです。クレヨンが重ね塗りに適さないのに対して、パステルの使い手は、何色も重ね塗りをします。例えばオレンジを表現する場合、クレヨンでしたら、オレンジ一色で塗らないと画面が汚れてきますが、パステルの場合は、イエロー・ホワイト・マンデリン等数種類の色の混色で意図するオレンジを表現します。また、重ね塗り・混色の際の特徴的な違いは、クレヨンは、塗るだけですが、パステルは、指で押しつけたり、専用のぼかし筆や擦筆という紙を巻いたようなものや綿棒を使ってぼかしていきます。一般にパステルを使っている方の多くは、(オイルパステルの使用を除く。)「パステルカラー」という名前に象徴されるように、淡くて軽快でほわ〜っとした独特のトーンやタッチを好んで使われていると思います。一方クレヨンは、ハッキリとした骨太のどっしり感のある表現に向いている感じがします。クレヨンとパステルは、正反対といった感想を個人的に持っています。
パステルには、オイルパステルと言われるものもありますが、オイルパステルは、クレヨンよりも柔らかくて、メディウムを使う場合、クレヨンと同じ油性を使います。メディウムを使うと油絵感覚になります。先のご回答者さんのご説明にもあります様に、オイルパステルもパステルも保存の際は、フィキサチーフの使用が必要ですが、それでもパステルは、ある程度落ちてしまいます。完全に定着出来ないほどに粉っぽい画材です。あとクレヨンに比べ、プロユースがほとんどですから、色数が豊富であるというのが特徴です。また、高価な画材であるというのも特徴です。下記に日本のパステル系イラストレーターの先駆者である故ペーター佐藤さんのギャラリーページを貼っておきますので、ご参照下さい。若干若い頃のエアブラシ作品も入っていますが、このページの多くがパステル画です。それぞれの作品をクリックすれば拡大します。ミスタードーナッツのパッケージイラストで有名なイラストレーターです。
http://www.paters.co.jp/goods/goods_pater.html
材料の違いと硬さじゃないかな。
クレヨンは蝋が使われていてやわらかく無毒でとがっていない為よく児童が使う。
パステルは乾燥した顔料を粘着剤で固めてあり硬質。削って塗ったりも出来る
ただ、パステルの方は固着力が薄いので後々定着液などを振る必要があります。
デッサンなどで用いられるのは後者ですね、
詳しくは
クレヨン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%A8%E3%83%B3
パスレル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB
をご参照下さい。
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